手軽にできる愛犬の健康チェック

愛犬が健やかに過ごせる環境を作りたいのであれば、日常から健康チェックをしておくことが有効です。普段の生活の中で、異変が起きていないか確認する習慣をつけておけば、病気などの異変に気付きやすい状態を作れます。

自宅でできる健康チェックの一つが、尿や便の状態の確認です。フードを変えたなど特別なことがないのに、下痢や便秘になってしまう場合は、消化器官が弱っている可能性があります。少しでも異変を感じたら、食欲はあるか、元気がなくなっていないかなど様子を伺ってみると良いでしょう。一時的な下痢で、食欲などもある場合は時間と共に回復をしていく可能性があります。3日程経っても下痢が治らない、元気もなくなってきたと感じた場合は早めに動物病院に行くことがおすすめです。

犬のとのコミュニケーションの中で確認しておきたいポイントが、目と鼻の状態です。
健康な状態であっても、涙や目ヤニで目の下の毛が固まってくることは少なくありません。涙やけなどができてきたら、早めにウェットシートなどを使って拭いておくと良いでしょう。
ただ、明らかに目ヤニや涙などの分泌物の量が多い場合は、アレルギー症状などを起こしている可能性があります。この場合は、ただ気になる部分を拭くだけでなく、一度動物病院で診察を受けてみることがおすすめです。適切な治療を受けることで、目に関する不快感を抑えてあげることができるでしょう。

アレルギー症状などは、皮膚に現れることもあるものです。早めに気付きたい場合に有効な方法が、ブラッシングの活用です。ブラッシングの際に、毛並みだけでなく皮膚の状態や色なども気にかけておけば、早めに皮膚トラブルなどの異変に気付くことができます。
ただ、毛玉があるまま無理にブラシを通そうとするなど、負担がかかるブラッシングを行えば愛犬にストレスを与えてしまうことになります。ブラッシングをする前には先に毛玉をほぐしておくなど、負担がかかりにくい状態を作っておくことが大切です。