愛犬の皮膚を健やかに保つためにしておきたいお手入れが、シャンプーです。ただ、どんなペースでシャンプーをしてあげれば良いか分からないという人もいるでしょう。
愛犬のシャンプーをする頻度は、10日から2週間に1回程度のペースがおすすめです。ずっと体を搔いているなど痒みを感じやすい犬の場合は、毎日シャンプーをしてあげる方が良いのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、シャンプーは毛や皮膚に付着した汚れだけでなく、体を守るために必要となる皮脂まで落としてしまうことになります。本来体に必要となる皮脂まで落とすと、皮膚が乾燥し余計に痒みが生まれやすい状態となってしまいます。そのため、汚れが気になるなど特別な事情がない限り、シャンプーは2週間に1回程度のペースを心がけておく方が良いでしょう。
ただ、10日から2週間に1回というペースが向いているかどうかは、犬によって異なります。皮膚が弱い犬の場合、シャンプーの刺激が思わぬ負担となってしまうことは珍しくありません。シャンプーの負担が大きいと感じる場合は、3週間から4週間に1回など、シャンプーのペースを減らしておくのも良いでしょう。
シャンプーのペースを減らす場合は、ブラッシングで汚れを取り除いていくことがおすすめです。定期的にブラッシングをしておけば、毛や皮膚に着いた汚れを取り除くことができます。ブラッシングでは落ちない汚れがある場合は、犬用ウェットシートで拭き取っておくと良いでしょう。こまめにケアをしておけば、シャンプーをしない期間が長くなったとしても、愛犬の皮膚や毛並みを健やかな状態に保つことができるようになります。
散歩コースなどの関係で、愛犬の毛並みや皮膚が汚れる機会が多いという場合は、シャンプーではなく水浴びで対応しておくことが有効です。ぬるま湯で汚れを落としていくなど、シャンプーを使わない形であれば、愛犬へのストレスを軽減させることができます。