犬の食事のしつけは、健康を保つために欠かせません。
人間の食事を欲しがることもありますが、何も考えずに欲しがるまま与えていると、食事に執着するようになり、勝手に食べるようになってしまいます。
食卓に置いてある食べ物や、散歩中に道端に落ちている物を勝手に食べて、病気になってしまうこともあります。
犬に食事を与える際は、食器を前にした状態で「待て」「よし」というふうに指示を与えてから食べさせることにより、落ちている物などを勝手に食べないこと、自分の食事は食器の中にある物だということを覚えるようになります。
食事やおやつをあげるときというのは、犬の意識を飼い主に向けさせる好機でもあります。
指示を出さないと食べてはいけないと覚えさせることで、犬をコントロールできるようになるからです。
ただし、食事の許可を出したら、絶対にあげるようにしてください。
あまり長く待たせると、犬もストレスを感じてしまいます。
そして、犬に食事の主導権を握らせないよう、人間の食べ物をねだってきてもあげてはいけません。
次に、犬を室内で飼うなら、トイレの場所などを覚えさせることも大切です。
トイレトレーニングをすることにより、決められた場所で排泄することを覚えるようになります。
トイレトレーニングは、なるべく小さいうちから始めてください。
犬の性格なども影響してきますが、トイレの失敗を減らすなら、サークルを使うとよいでしょう。
犬が病気やケガをしたときや、天気が悪い日に室内に入れるときなどでも、トイレトレーニングができていれば安心と言えます。
トイレトレーニングでは、「上手くできたら褒める」「失敗しても怒らない」ということが重要です。
下手に怒ると、人がいない部屋などでこっそりと排泄するようになってしまうこともあるので、失敗しても怒らずに掃除をするだけにとどめてください。
最初はペットシーツを使い、そこで上手く排泄ができるようになれば、サークルを外してもできるようにと徐々に段階を踏んでいきましょう。